あなたは体にある筋肉がどんな形をしているのか、筋肉の名前、どこにあるのかご存知ですか?
筋肉の場所や形を知っているのと知らないのとでは、トレーニングの効果も変わってきます!
今回は筋肉について話していきます。
前編、後編の2回で話していきます!
筋肉とは
筋肉とは動物の持つ運動器官のことで、人間には約650の筋肉があります。
筋肉は人間の体の約4割を占めており、体の運動の大部分を占めています。
当たり前ですが、筋肉がなければ人間は動くことも支えることもできません。
筋肉には横紋筋と平滑筋の2種類あります。
横紋筋は骨格筋と心筋の2つに分かれています。
・横紋筋は筋繊維の集まりで、収縮弛緩を繰り返し、力を発揮します。
骨格筋とは骨格についており、骨格を動かす筋肉のことを指します。
例えば、腕の曲げ伸ばしや膝の曲げ伸ばしの時に使われる筋肉のことです。
骨格筋は自分の意志で動かすことができます。(随意運動)
心筋は心臓を動かす筋肉であり、骨格筋と同じ横紋筋ですが、自分の意志では動かすことのできない筋肉(不随意運動)です。
・平滑筋は、心臓以外のすべての内臓や血管などにある筋肉のことで不随意運動で動く筋肉です。
筋肉の形状
筋肉の形状には大きく分けて2種類あり、紡錘状筋、羽状筋があります。(細かく分けるともっとたくさんあるのですが、ここでは簡単なものを紹介します)
紡錘状筋とは
両端が細く中央部が太い紡錘状の筋のことで皆さんが良く目にする筋肉の形だと思います。
紡錘状筋の特徴は、筋肉の1本の長さが長く、収縮弛緩のスピードが速いです。
例えば、上腕二頭筋などが紡錘状筋になります。
羽状筋とは
長い腱の両側に短い筋繊維が斜め方向に並んでいて、鳥の羽のような形をしています。
羽状筋の特徴は1つ1つの筋繊維が短く、より多くの筋繊維が詰まっているため、大きな力を発揮することができます。
例えば、腓腹筋(ふくらはぎ)などになります。
紡錘状筋は収縮のスピードが速く、羽状筋は大きな力を発揮するということになります。
人の身体は屈筋(曲げる動作)が紡錘状筋、伸筋(伸ばす動作)が羽状筋になっています。(例外もあります)
続きは後編で!!